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ゴールマネジメントについて~夢や目標は口にすべきか~

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2018年5月18日

日々の仕事の中で湧き出た疑問

おはようございます。トレーニングがご無沙汰の方もいらっしゃいますが、お元気でしょうか?お一人お一人生活リズムは違います。そんな中でトレーニングに来て下さることは、それだけでトレーナーにとって大変嬉しいことです。どうぞお体に気を付けて、心身共に余裕がある時にぜひまたトレーニングへお越しください。さて、私は季節の移り変わりの中で、良い時もあれば悪いときもありながら過ごしています。最近は妻と娘と富津市にある鋸山(のこぎりやま)へ行ってきました。断崖絶壁から谷底を覗いたり、海鮮こぼれ飯という具沢山のどんぶりを食べたりしてリフレッシュができました。最近では多い日ですと一日10名程のお客様が1時間のパーソナルトレーニングにいらっしゃる日もあり、その分たくさんのお話をお聞きする機会が増えます。多くのエネルギーも必要ですが、とても楽しく感じています。そんな中で先日こんな質問がありました。「叶えたい目標はできるだけたくさんの人に宣言したほうが良いですか?」世間的には目標は宣言すべしという風潮があるように思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

目標宣言の盲点

多くの成功者は「叶えたい夢は口にせよ」と言います。その言葉には信ぴょう性と力があります。なぜなら成功しているからです。確かに目標を口にすることはとても大事なことだと私も考えています。しかし、それは「光にのみ焦点を当てた場合」です。「影」には焦点が当たっていないんです。叶った夢は光。叶わなかった夢はいわば影となります。そして光の当たった言葉には価値が生まれます。しかし光の当たっていない言葉にも価値がまったく無いわけではありません。光の当たらない言葉、つまり多くの失敗を経験したことのある人、挫折を経験したアスリートの言葉や経験にもたくさんの教訓があると私は思います。多くの人が、光の当たった他者の言葉を追い求め過ぎ、それに従い過ぎてしまい、時に成功するためのきっかけを自ら閉ざしてしまっていることがあると、私は感じています。私は、「栄光」のみでなく「栄光と挫折」に焦点を当てるトレーナーとしての見解からこういう仮説を立てました。「夢を言葉にし過ぎる症候群」が挫折や失敗の根本的な一因となっているのではないか?と。

目標をマネジメントする

夢を叶えるために、人は夢を語ります。目標を達成するために、人は目標を宣言します。しかし、「それ自体」が目標や夢の実現に微妙なブレーキをかけているとしたら、とても悲しいことです。「目標を宣言する行為」というのは、いわゆる「外的な刺激」を得るための「心のトレーニング方法の一つ」だと私は思います。他者に宣言することでやる気が生まれ、モチベーションが続くという原理になります。それは「プレッシャー」と言い換えることもできるかもしれません。つまり「良いプレッシャーが成功を促進する」という原理です。みなさんは「自分にとっての良いプレッシャーとは何か?」知っていますか?私はこの問いの中に「本来成功できるはずのことが失敗してしまう」盲点があると考えました。プレッシャー、つまり心的負荷にはキャパがあります。そして、そのキャパには個人差があります。キャパをオーバーした負荷を与え続けてしまうことは逆効果となり、成功を阻害する一因になってしまうと、私は考えます。

私が考えるプレッシャーの算出方法

「プレッシャー」=「目標の難しさ」×「口外する量」

つまり難しい目標をたくさんの人に宣言すればするほど、無意識下の精神的な負荷は増幅します。目標が高すぎることはもちろん、口外する量が増えれば増えるほど、「自分に見えない負荷をかけている」ということを頭の片隅に置いておくと良さそうです。そして常に目標を持ち、計画を立て、実行する。その中で、自分自身へ時には過剰に精神的な負荷をかけてみる。そして心の反応を伺ってみる。そして小さい成功と失敗をたくさん積み重ね、負荷を軽くすることに罪悪感を感じることをやめる。そうすると徐々に「自分の心のキャパ」がわかるようになります。「絶対に成功させるんだ」「目標は常に大きく」などの完璧主義を手放してみる。あとは、自分に最適な負荷を選択し継続するだけ。そうすることにより以前よりも軽くしなやかにに羽ばたける自分を発見でき、自分らしく楽しく、より効率良く目標を達成できたという人が幸いにも増えてきました。

「叶えたい目標はできるだけたくさんの人に宣言したほうが良いですか?」という問いに対して十分に思慮を重ねた結果、私はこう答えました。

自分自身とじっくりと向き合い、自分の精神的キャパを見つけ出し、最適な負荷をかけていきましょう!ビジネスでもプライベートでも、壁にぶつかり目標にたどり着けないことはよくあります。僕の仕事は、その為のお手伝いなんだと改めて思いました。

ナヴィーオ代表
山崎

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