「時計について」

2023年2月22日

・
・
・

先日、自分の誕生日に時計を買った。1973年に発売されたCITIZENの通称「ツノクロ」。そのリミックス別注版を、BEGIN MARKETのウェブ広告で見かけて一目惚れしたんだ。何気に始めて、CITIZENの時計を買った。

過去に何度か時計の投稿をしたけれど、僕は時計が大好きだ。モノとしてもちろん好きなんだけれど、ココロとしても大好きだ。

時計を手にして長く愛用していくと、ココロが宿っていく。その感じが大好きだ。大学卒業後、ブラジルへ行く為に始めたバイシクルメッセンジャーのお仕事。右も左もわからず悪戦苦闘しながら初めてもらったバイト代で買った時計。帰国後、駆け出しのパーソナルトレーナーとして切磋琢磨しながら初めて企業からお仕事を頂いた時に買った時計。独立後、コロナ禍で自分を奮起させる為に買った時計。

最高な時も、最悪な時も。「今この瞬間」は次の瞬間には儚く「過去」になる。すいもあまいも過去になる。

迷いが生じた時には、時計を見る。時計には、「真空パックされたすいとあまい」が詰まっている。

身支度を済ませ、時計をつける。「さて、今日をどう生きよう。」その一挙手一投足が過去という真空パックを解き放つ。私が感じた「すいとあまい」。そのどちらも明日の私の「味」となる。