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一生に一度の体験と気づき

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2017年11月29日

 私事ではございますが、11月29日深夜1時に女の子が誕生いたしました。14時間の長い闘いでした。ですが母も子も健康です。当日にキャンセルのご連絡を心良く受け入れて下さり、温かく送り出して頂いた全てのお客様、本当にありがとうございました。今回の経験を通し、一人の男としては、改めて「女性は強いな」と強く感じました。「百聞は一見にしかず」。今までも多くの女性のお客様と接し、出産のお話や育児のお話、家事のお話を聞き、自分なりに想像しながら「仮想の大変さ」を大切にしながら仕事をしてきましたが、これからはそれがより実感として感じられそうです。改めて、全てのがんばる女性の方を尊敬致します。夫としては、14時間の陣痛の妻に寄り添えたことは財産になりました。「新しい命が誕生するための苦痛」がどれほどのものか、「体感する側」と「見守る側」立場は違えど、共有できたことはとても尊い瞬間でした。改めて、全てのがんばる男性の方を尊敬致します。
 それを踏まえ、改めて僕は、仕事を通じ「がんばる人を応援したい」のだと強く感じました。

 今回の経験は僕に改めて色々な事を考えさせてくれるきっかけとなりました。少し話が変わりますが、僕はなかなか「いいね」を押せません。なぜそうなのかと自分なりに考えてみたら、「いいね」と思っていないわけではなく、様々な感情、複雑な感情、その他ありとあらゆる想いや気持ちを「ワンクリック」に込めることが、どうやら僕は苦手なようです。だから、こうして自分の庭であるホームページにご報告をさせて頂きました。

 コミュニケーションは時代と共にどんどん容易くなってきました。こんにちでは、ネットワークとシステムの発展が、人が社会的な繋がりを拡げる有効な手段となっています。しかしその一方、「簡略化され、効率化されたネットワーク上のコミュニケーション」からは「伝える際に生じる摩擦」や「本音でぶつかり合う痛み」が除かれ、精製されてしまいます。でも実は、その「摩擦」や「痛み」こそが、コミュニケーションにおいては重要なのだと思います。それが「人と人が繋がる」ということなのではないかと思います。

 最近では、小さい子供がスマホを持っています。10代の子供達がSNSをやっています。それ自体は多くのメリットがあります。ですが、「便利なもの」には落とし穴があります。その落とし穴とは「人は慣れる」ということです。「便利なものが当たり前になってしまう」ということです。「便利さ」が人から一つ奪っていく大事なものがあります。それは、「考える」という姿勢です。我々の大切な「考える」という姿勢が「便利さ」に奪われないよう、しっかりと気を配っていようと思います。僕は子供のクラスも教えています。相手が小さい子供だとしても、「なぜ便利なものができあがったの?」「なぜそれが必要なの?」「これはどうやったらもっと便利になるの?」彼らと一緒に、そして新たな生命と一緒にそんな問いを楽しみながら、「不便」と「便利」、「個」と「社会」の間を旅していきたいと思っています。

「第一子の誕生」という一生に一度の体験は、僕にそんなことを教えてくれました。

ナヴィーオ代表
山崎

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